【これからが要注意?】アスベストとは

アスベスト、と聞くと今の若い人たちはあまりピンと来ない方が多いかもしれません。
アスベスト問題が浮上したのは2005年で、今から18年も前のこと。
注目のきっかけは、アスベスト建材の製造メーカーで、従業員やその家族、工場の周辺に住む方が肺がん・中皮腫を患って死亡していたことが明るみになったからとされています。
現在はその危険性が認知され、アスベスト製品の製造はほぼ禁止されていますが、アスベストを使った建物は依然として各地にあります。

そのような建物は老朽化が進んでおり、2028年には解体のピークに。
「工場やビルくらいでしょ?」と思ったかもしれませんが、ひと昔前は一般住宅にも使用されていました。

普通の我が家でも、現在は石綿調査や専用の撤去作業が求められます。

今回はアスベストの概要や、今後必要とされる対応について、ご紹介したいと思います。

■ そもそもアスベストとは?


アスベストは「石綿」ともよばれており、天然の鉱物です。
化学物質ではないのですね。
建設ラッシュの進んだ高度成長期に、非常に重宝された素材で、頑丈・耐熱・防音・軽量といった多くのメリットがありました。そのためさまざまな建材に使用され、2006年以前の一般住宅では微量ですが、屋根材や断熱材、外壁などに含まれています。

このアスベストは、1971年から安全のための使用制限がかかりはじめ、数年おきに禁止項目が追加されていきました。
2006年には、含有重量0.1%超を含有するものの製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されています。

■ アスベストを吸い込むと?

アスベストは花粉よりも小さな粒子(繊維)のため、不織布マスクでも容易にすり抜けられるほどです。
この細かな繊維を吸い込み続けると、じん肺・肺がん・悪性中皮腫といった病気にかかります。

・じん肺

肺が繊維状になり、最終的には呼吸困難に陥ります。
一度なると正常な肺には戻れず、粉じんの発生する仕事から離れても進行。治療方法は見つかっていません。
このようなじん肺は、アスベストと同じ無機粉じんの発生する、溶接業や石材業に従事している方にも見られます。

・肺がん

所説ありますが、肺に入り込んだアスベストの繊維が物理的な刺激によって、がんを発生させるとされています。
こちらは一般的な肺がん治療が可能ですが、潜伏期間が15~40年と長いです。

・悪性中皮腫

臓器にはさまざまな膜が張っていますが、この膜に悪性の腫瘍ができると、悪性中皮腫と診断されます。
若い時期に吸い込むとなりやすいとされ、潜伏期間は20~50年です。こちらも通常のがん治療が行われます。

■ すぐに撤去しなくてもいい?

先にも伝えましたが、2006年以前の住宅にはごく普通にアスベストが使用されていました。
それなら早めに建替え・解体するべきなのでしょうか。

実は、アスベストが危険なのは、解体で粉じんが発生するとき。
住宅に使用されているのは、リスクの低いレベル3のアスベスト含有建材なので、普通に暮らしている分には繊維を吸い込むことはありません。

アスベストの撤去には費用や手間が必要なので、引き続き建物を使う場合は、撤去をせずに工事をする方法もあります。
たとえば、老朽化してきたから屋根をリフォームしたい、というときなどは、アスベスト入りの屋根の上から新しい屋根を被せる「カバー工法」が推奨されています。

アスベストが使われているから、と工事を急ぐ必要はありません。
ただし、建替え・解体には事前調査が必要なので、「建築物石綿含有建材調査者」という資格を持った業者に任せましょう。

■ 東海地域での石綿調査は「LEAPEX」にお任せください!

LEAPEXは、「建築物石綿含有建材調査者」の資格を所有しています。
2023年10月より、解体・改修工事の際には、建築物石綿含有建材調査者による事前調査が義務付けられています。
2006年9月以前の建物を解体・改修する際は、ぜひ当方までお声がけくださいませ。

LEAPEXでは、静岡県を中心に愛知県、山梨県、長野県(一部地域を除く)で、主に不用品・ゴミ屋敷のお片付け、空き家のお片付けなどを承っております。
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■ まとめ

アスベストは天然の鉱石で、2006年までは建物に使用されていましたが、じん肺などの危険から、現在はほとんど使用されていません。
アスベストを含む多くの建物は、老朽化によって解体・改修の時期に瀕しています。
2023年からは工事前に「建築物石綿含有建材調査者」による調査が義務付けられているため、忘れず依頼するようにしましょう。


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